2024(令和6)年10月31日(木)に全国景観会議と国土交通省は、共同開催により景観法制定20周年記念シンポジウムを、主催都市である鳥取県(ホテルニューオータニ鳥取)で開催いたしました。
当日はWEBでのハイブリット形式の開催により、全国景観会議の会員自治体の現地参加63名に加えWEB参加297名の計360名と、行政職員だけでなく幅広い方々にご参加いただきました。
講演資料・アーカイブ動画
こちらからシンポジウムの動画をご視聴いただけます。
登壇者の説明資料もあわせてダウンロードいただけますので、ご活用ください。
公開期間:2025(令和7)年3月14日(金)まで
開会あいさつ
鳥取県副知事 亀井 一賀 氏
鳥取市副市長 羽場 恭一 氏
国土交通省大臣官房審議官 鎌原 宜文
開会によせて
基調講演
パネルディスカッション
地域特性を生かした景観まちづくりを進めていくための景観行政のあり方
[コーディネーター ] 浅野 聡 教授
[ パネリスト ] 鳥取市都市企画課 三谷 主査兼係長
米子市建築相談課 松本 担当課長補佐、観光課 諏訪 係長
若桜町経済産業化 津川 係長
㈲CLIMAT 吉田 愼悟 取締役
国土交通省都市局公園緑地・景観課 沖本 俊太朗 室長
開催当日の様子
開会によせて
国からの情報提供として、景観法制定以降、現在に至るまでの20年の景観関連施策の取組状況および最新の景観に関連する調査や今後の取組等について説明がありました。
基調講演
國學院大學の浅野教授より、法制定から20年の到達点としては、景観法により多くの自治体に景観行政の基本的枠組みを普及できたことと、重点地区等による効果の見える化により地域再生に貢献する事例が出てきていることが上げられるとの説明がありました。また、今後の景観づくりに向けて重要なことについて実践事例を交えながら分かりやすく解説いただきました。
パネルディスカッション
話題提供として、鳥取市、米子市、若桜町から、各地域の景観計画や地域固有の景観に関する取組について紹介がありました。次に株式会社クリマから吉田取締役から、景観における色彩基準であるマンセル値の考え方や、色彩誘導の手法等について実践事例を交えて分かりやすく解説いただきました。
ポスター展示及びVR展示企画
全国の特徴的な景観まちづくりを行っている自治体や団体から取組内容を紹介するポスターを募集し、シンポジウム会場に展示する企画、県内倉吉市に協力いただき3D空間上に倉吉の歴史的な町並を再現した「バーチャル倉吉」の体験企画を実施しました。ポスターは計47の地方自治体より提供をいただき、当日はたくさんの方が足を止めて見てくださいました。
アンケート結果
シンポジウム終了後のアンケートについて、以下のとおり集計結果(抜粋)をご報告いたします。
参加者の皆さまから177件(会場参加45件、WEB参加132件)のご回答をいただきました。
アンケートにお答えいただいた方の97.7%に景観まちづくりに関する知識や理解について「とても深まった」「やや深まった」「深まった」とご評価いただきました。また、「景観まちづくりの取組みを進める際に役立つ内容だったか」の問いに対しては、97.2%の方に「非常に役立つ」「やや役立つ」「役立つ」とご回答いただきました。
アンケートにご協力いただきましたみなさま、貴重なご意見をありがとうございました。